ご利用者様の人生にまで入り込める勇気と情熱が必要。

古賀 知子
株式会社 日本グッドケアサービス
東京事業部 副主任
古賀 知子

「まずは自分が楽しむこと。それに、笑顔でないと相手に伝わらない」。入社間もないころ、先輩からいただいた言葉です。

スポーツインストラクターをめざして専門学校で学んできた私は、介護の知識も経験も皆無でした。
でも、この言葉を聞いてから、「介護を思いっきり楽しもう」という気持ちになり、今まで頑張ってきました。
ご利用者様の笑顔はもちろん、そのご家族様から意見を求められたり、感謝の言葉を聞いた時などに、頼りにされているという充実感を感じています。

もちろん、失敗も経験しています。排泄の訴えが多いご利用者様がいらっしゃり、いつも「船に揺られたようでフラフラする」と話されていました。

ある日、何度も訴えがあり、遅れて対応すると強い口調でお叱りを受けました。その方の状態を理解しようとせず、怒られたことで苦手意識を出始めたころ、その方を担当するケアマネージャーから「三半規管の影響で、起き上がる時に船に揺られている状態になられている」と聞き、初めてその方の辛さを知りました。
すぐに謝罪に行ったところ、その方は「分かってくれたのね」と笑顔でお応えくださって…。
ご利用者様のお気持ちに、心から寄り添うことの大切さを痛感する機会になりました。

数多くのご利用者様をケアすることで、自分の介護の“引き出し”が増えました。
また、ケアスタッフの質や業務改善、他部署との協力体制についても考えられるようになりました。

本当に相手が望まれる介護を行うには、その方の生活や生き様、人生にまで入っていく必要があるように思います。一歩踏み込んで、その人を見る勇気、そして、その方やご家族に本当に幸せになってほしいと願う気持ち。私たち介護のプロに求められるのは、そんな熱い思いなのかもしれません。

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